労務のレシピ

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人事労務関連のさまざまな知識や手続き方法を紹介しています。労務業務の最適化にもお役に立てればと。

毎月給与明細をチェックしていないあなたへ。住民税の控除額が7月に変わるので手取りがちょっとだけ増えるかもよ。という話。(数百円だけど)

給与額や社会保険料など、先月と何も変わっていないのに手取り額が増減するタイミングがいくつかあり、7月もそのタイミングの1つです。

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目次

手取り額が増える理由

給与から控除される住民税が7月以降、少なくなる場合があるからです。

詳しく見てみよう

住民税を給与控除している場合、1年間の年度は6月~翌年5月です。 1年分の住民税を12か月で割って、毎月給与から控除されていきますが、きれいに12等分されず端数が発生する場合があります。

その場合、6月に端数分を先に控除しておき、7月以降は同額となるようになっています。

(例)住民税年額24万の場合と25万の場合

住民税年額 12で割ると 6月 7月以降 6月と7月の差額
240,000 20,000 20,000 20,000 0
250,000 20,833.333 21,200 20,800 400

24万の場合はきれいに12等分されるため、6月も7月以降も同額となり、手取り額にも影響はありません。

私の経験則では割り切れず6月と7月以降が違う金額になる場合が多いように思います。

まとめ

  • 住民税の控除額は2パターンあり。
    1.6月>7月以降
    2.6月=7月以降

  • 1.に該当する場合は手取り額が少しだけ増える。数百円だけどね。